新型コロナウイルスの流行によって、社会人の方はリモートワークになったり、一部の学生の方はオンライン授業が受けられるようになったりなど、生活が大きく変わったという方も少なくないでしょう。

そんな中、「在宅勤務になって朝起きるのが遅くなった」「身体を動かさなくなって食欲がなくなった」「1日の生活にメリハリがなくなった」「身体が重く感じるようになった」といったことはありませんか。

新型コロナウイルス感染症の拡大により、今まで経験しなかった不安や焦りを感じている人も少なくないのではないでしょうか。 「仏教セラピスト協会」では、こうした不安やストレスと上手に付き合う方法について、仏教の教えから主にメンタル面でのアドバイスを行っています。

コロナうつとメンタルヘルスケア

人間はコロナストレスがたまると、気分の落ち込みや意欲減退、不眠などの症状が体に現れ、「コロナ疲れ」に陥ってしまいます。そして、対策を講じないと「コロナうつ」になる可能性があります。

気分の落ち込みを中心に、不眠や過眠、思考力や集中力の減退、体重の減少や増加、自殺念慮などがみられたら要注意です。

それらによって「出勤できない」、「仕事が手につかない」、「能率低下でミスが増えた」といったことが生じてしまうからです。ストレスが大きな発症要因だとみることはできますが、適応障害と違ってストレスから離れてもうつ状態はしばらく続いてしまうのです。

※うつ状態はうつ病の手前です。

環境変化は大きなストレス要因となります。コロナ禍におけるメンタルヘルス不調は “異常”に対する“正常”な反応だという理解が前提となるでしょう。

新しい生活様式の中でも、規則正しい生活を心がけてほしいと思います。生活リズムが不規則になると体内時計が狂い、睡眠の質が下がったり、心身の不調を引き起こす原因になります。

コロナ禍においては、これまでのようには運動しづらい状況ですが、家の掃除をする、模様替えをするなど、身体を動かすような作業をしてみるのもよいでしょう。

本格的に身体を動かしたい場合には、インターネットなどで「自宅でできる運動」を探し実践することもひとつの手段です。

始めよう、マインドフルネス生活

私たちは、今この瞬間を生きているようでいて、実は過去や未来のことを考えて、「心ここにあらず」の状態が多くの時間を占めています。特に、過去の失敗や未来の不安といったネガティブなことほど、考えを占める時間が長くなりがちです。つまり、自分で不安やストレスを増幅させてしまっているのです。こうした心ここにあらずの状態から抜けだし、心を”今”に向けた状態を「マインドフルネス」といいます。

マインドフルネスとは、もともとは仏教など東洋の文化にルーツを持ち、わが国では昔から瞑想という形で伝えられてきました。
それが欧米に渡り、マインドフルネスの概念の一部が体系化されて日本に再上陸しました。

コロナ禍において、この先の仕事は?学校は?自分や近しい人がもし感染したら?など考えれば考えるほど、先々の不安や心配は絶えません。

答えが見つからないからといって考えることをいつまでも止めずにいると、脳は充分休むことができず、やがて疲弊してしまいます。

マインドフルネスの瞑想を行うと、余計な雑念が消え、不安やストレスに押しつぶされている状態から解放されることで、心身のコンディションを整える効果が期待できます。

○身体面では
免疫力の改善、血圧の低下、血中コレステロール、血糖値の低下などが検証されていて、交感神経と副交感神経のバランスが整い、よく眠れるようになります。

○精神面では
緊張・うつ状態の緩和、不安の減少、ストレス耐性の向上が実証されています。

○脳機能面では
集中力・記憶力が向上し、複数の仕事を並行して進めている状況下でも一つ一つの事に集中することができるようになり、仕事や勉強で質の高いパフォーマンスにつながります。

さて、今こそマインドフルネス瞑想で、マインドフルネス生活を始めてみませんか。

仏教セラピストによる心身セラピーを開催しています

本セラピーは現役の僧侶でもある仏教セラピストが仏教的な観点でストレスや心の疲れとの上手な付き合い方や考え方、瞑想や体操による心身セラピーをご指導させていただき、お悩みの解決を図ります。

本セラピーにご参加されると人間の根本的な悩み(四苦八苦)また、そこから派生する日常的な悩みに関する理解をすることができます。

悩んでいる自分を変えたい、親族など悩んでいる人の力になりたいと思う方はその方法を学ぶことができます。

私たち人類は文明や科学、技術の発達によりお釈迦様の生きた2500年前よりも遥かに便利で快適な生活を手にしました。

しかし、そんな現代にあっても人々の悩みは尽きず、多様化しています。

仏教はお釈迦様の教えを理解し、実践することで、生きている私たちが苦しみから逃れる方法を示すものです。

仏教セラピストは、『心身セラピー』にて現代人が抱える心の問題に対して仏教的観点から心のケアを行います。

仏教セラピスト協会では、コロナうつやメンタル関連でお悩みの方のご相談を、対面・オンライン・お電話で受け付けております。
些細なお悩みでもお伺いいたします。お気軽にご相談ください。

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